毎日あっついので、工房にいてはコンプレッサをイタズラに酷使するだけだと諦めて、あちこちでせっせと主商品以外の商品づくりをしております。
電気炉とか夜しか動かせないですしね!
そのひとつがハーバリウム。
専用液はお高いので、作り方は勉強はしたのですが、その後はお仕事用にビンにポプリや造花をきれいに飾って店頭に飾っています。
以下、その機械の設定と結果についてです。
やってみたいとお思いの方は、ぜひお役に立てて頂ければ幸いです。
機材;trotec Speedy 100。
高出力のレーザー光によって木やアクリル、革、紙、ゴム板など幅広い素材の加工ができます。メーカーサイト http://www.troteclaser.com/ja/
1.ペーパーウェイト(ガラス。8×8×厚1cm正方形の立体)用意したのはイラストレーターデザインで、平面彫り。イラストサイズは余白入れて5×5ぐらい。
Speedy100 パラメータ;彫刻/パワー100/スピード80
彫りの深さはホントに表面を舐めた程度。
サンドブラストでの彫りと比較すると、浅く彫ると本当にサンドブラストの場合は輪郭がはっきりしない場合がありますが、さすがに機械なので線がキレイです。
2.フュージングパーツ電気炉で2回焼成済。粉末ガラス(赤)と板ガラスを一度焼成し、片面だけ色のついたガラスになっている状態です。その色のついた方をカッティングして色を落とし、模様をつけてから再度焼くと、カッティングされてスリガラス状態になった部分が透明に戻ります。そのスリガラスにするカットを今回レーザーカットでやってみました。Speedy100 パラメータ1回目;彫刻/パワー100/スピード65
この設定で2回繰り返しましたが、ペーパーウェイトと大して差がなく、当然色の層を削れません。反対側から見ても模様がうっすら見えるだけでした。
2回目;彫刻/パワー100/スピード30スピードを落として削ると、深彫になるそうなので、スピードを落として試しました。が、やはり大して差はなく。
この時点でスタッフの方がメーカーに問い合わせて下さって、ガラスはやはり深く彫るには何度もこうやって削り、レーザーの出る先端の高さを何度も調整しながら深くしていくしか術がないそうです。(注;この機械以外ではどうかは分かりません)
3.ティッシュケース素材が何かわからなかったので、切れるかどうかお試しでした。結果。切れました!これはUVプリンターの体験の話をするときに結果お知らせします。プラバン3mmのカットと同様のパラメータで何とかなりました。
持込材料を使用する際は、素材が適しているかどうか確認の為にも、お試しができるようにした方が良いようです。以上です。ガラスで作業をした方が、今迄あまりおられないそうなので、パラメータも込みで載せておきます。初心者なので、それ以外に必要な情報がありましたらお尋ねください。フュージングで作成したガラスパーツに、文字や刻印を入れたい場合は、スリガラス加工程度でも大丈夫なように作ったものなら可能かなぁ。
FABLABという場所は、機材を自由に使い、そのノウハウを共有する事でものづくりの文化を広めようとするものです。
子供から大人まで、趣味から仕事まで、誰がどんなふうに蓄積されたノウハウを使ってもいい!というのがモットーだそうなので、近くにないのが悔やまれてたんですが、今回は私が使いたい機械がある上に場所も近い!ときて、うれしくてうれしくて。しばらくは月1回で通いたいです。
場所貸しもされておられるそうなので、コンプレッサや小型電気炉が持ち込みができるなら、体験教室みたいな事もやってみたいですね!ただ覗きに行くだけでも楽しい、グッディファブ大名。Facebookページをご覧になられると、申し込み方法や機材などの詳細が見れますヨ
※追記 残念ながら、大名店は閉店になってしまいました。
グッディFABは大宰府やほかにもありますので、ぜひ福岡市民は調べてみてください。
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