いやぁ、発熱したせいかと思いましたが、あっついです福岡。
九州全体夏日なんですが(3月だよね!?)部屋の気温が20℃近くて、目を疑いました。
灯油の入ったままのストーブをどうやって使い切ろう・・・。
熱から覚めましたが、湿気で暑くて眠れずに作業は滞り。
今日もきょうとて作業とは別な話。
器のデザインをするとき、同業者はどうしているかとか、さっぱり知らないのですが、私はおおまかに昔の工芸デザイン集を利用しています。
器デザイン用ではないものもあるので、加工可なデザイン集を集めていまして、それを器に合わせて変えていきます。
何の本だったか、昔のデザイン作家の話だったと思いますが(何の本だったか思い出せない!)、「花鳥風月を得意とした作家で、当時焼き物のデザインとして(デザインを)販売したところ大変に好評だったが、それも模倣が出回って金にはならなかった」というような一文がありました。
日本ではまず模倣と習うので、最初はだれかがデザインを買ったとしても、それを弟子に教えだの販売だのしていたら、出来上がった作品そのものをほかの誰かが写し取ってほかの作品に使ってしまう、ということは、昔からよくあることだったと思います。
それはいかん、と最近になってようやく法律ができましたけど、まだまだデザイナーさん自身がよく分かってない場合もあって、図案は特に判断が難しいとされてますね。
そんなこんなで、日本ではそもそもデザインを売るという概念がなかったろうと思っていたので、その本を読んだときは意外に思った記憶があります。(誰の本だったかな・・・)
でもそのデザイン画集を見ていたら、昔の日本の工芸デザインとして、焼き物の下絵案みたいなものもありまして。
(上)壺とかに描く図案だと思うんですが、なるほどな~こういうふうに書いて売ったんだろうなぁと思いました。(@ソースネクスト「ベクトル図案集6」)
私も、マンガとかイラストとかはちっこい子供のころには描いてたのですが、こんなん(下)ですし(笑)
これでも良いっちゃ良いんですが、彫るのはタイヘン。
かわりもん屋だけに変わった絵柄ばっかり扱うのかと思われても問題なので、早々にデザイナーさんたちに頼っております。
ただ、フリーだからと言って、そのままデザインを写していただけでは、やはりセンスがない。どう器に反映させるかは、やっぱり日々作ってみて、使ってみて勉強していくほかないようです。
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